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楽しみ方を提案することがサービス

お客さんへのプレゼントはどういうふうに選んでいますか?
「タダだから何でもいいだろう」
「日常品なら余分にあっても困らないだろう」
「買ったら5000円もするものなんだから」・・・
こんな発想でプレゼントを考えていませんか。

高価だから喜ぶだろうという発想は、カッコ悪くて着れないシャツ
や小物の入った福袋を「1万円相当の商品が3000円だよー」と
言ってるのと同じ。
お客さんはプレゼントをもらうことが嬉しいのではありません。

私達が小さい頃、お母さんに初めてひも靴を買ってもらった時の
ことを思い出して下さい。
前から欲しかったひも靴。横には2本ラインが入っている。
「遠足の時に履いていい?お母さん」
遠足まであと1週間。
あと5日・・・3日・・・2日・・
当日はやけに朝早く目が覚め、ガラス越しに外を見る。
「やった!快晴だ」・・・

こんな思い出はないでしょうか。
子供が一番嬉しいのは、ひも靴を買ってもらったことではありま
せん。
欲しかったひも靴を遠足に履いていく。
友だちに見てもらう。
それが嬉しいのです。
この心理はお客さんも同じです。

昔、財前直見さん主演の「お水の花道」がありました。
パラダイスというクラブを舞台にしたホステスさんの物語。
財前さん扮する明菜と一色紗英さん扮する五月が、チーフホス
テスの座をかけて対決するシーンがあります。
パラダイスの大切なお客さんを2人が接客し、そのお客さんに
どちらがチーフに相応しいか判断してもらおうと考えるわけです。

そのお客さんは、誕生日が自分と同じ15歳の娘さんがいるけれ
ど、ちょっと最近どう接したらいいか判らず、寂しく思っている49
歳 のダンディーなお金持ち。
そのお客さんは、誕生日前夜お店に来ることになっている。
明菜と五月は、それぞれそのお客さんにプレゼントを用意する。

「お誕生日おめでとうございます」
五月はフェンディーのセーターとマフラーをプレゼントした。
10万円はするだろう。
明菜は小さな小さな袋に入ったプレゼントを差し出すのだ。
「開けてもいいかな?」
小さな袋から出てきたのは、Gショックの時計だった。
お金持ちでダンディーなそのお客さんには、とても似合わない
プレゼントだ。

「明日は娘さんの誕生日でもあるんですよね」
明菜のプレゼントはGショックそのものじゃなかった。
最近、疎遠になっていた娘さんとのデートのきかっけをプレゼント
したのだ。
「これ、オレが買ったってことにしてもいいかなあ・・・」
「もちろん(明菜はニコッと微笑む)」
そのお客さんにとっては最高のプレゼントだった。

プレゼントは、決してモノをあげることじゃない。
モノは小道具です。
「小道具をこんな風に使うと楽しいよ」
その小道具の使い方を提案することがプレゼントであり、サービ
スなのです。

「抽選で3組、6名様に東京ディズニ-シーのチケットプレゼント!」
プレゼントはチケットだと考えてしまうと、チケットを渡して「お客さ
ん得したね」で終わってしまいます。
これはカップルへのデートのプレゼントです。

そう考えると「パレードは何時から始まって、こういうポジションで
観ると最高ですよ」
「カップルならここのレストランがオススメですよ」・・・
パンフレットには書かれていない情報を言ってあげようという気持
ちになってきます。

楽しみ方を提案しよう。

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