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「平等なサービス」をしているから、お客さんが離れていくのだ!?

「平等」、これを辞書で引いてみると「全て等しく差別が無いこと」
と書かれ ています。

私達は、小さい頃から平等であることを善しと教えられてきました。
でも「平等であること」は、本当に善いことですか?
差をつけること自体は決して悪いことではありません。
「あいつは俺の後輩だから」とか「あの娘は好みだから」…
そんな「個人的な物差し」で差をつけるから問題なだけです。
誰もが納得する物差しで差をつけることを「公平」といいます。

例えばこうです。
3人の子供がお母さんのお手伝いをする。
一番上のお兄ちゃんは要領よく適当にサボっている。
2番目と3番目の弟は、お風呂も洗い、掃除もし、買い物まで行っ
てきた。
「本当に助かったわ、お手伝いのご褒美にケーキあげるからね」
といって、お母さんはケーキを3等分にした。
これが「平等」です。

お手伝いを頑張っても、頑張らなくても皆、同じ。
下の弟2人に言わせれば「兄ちゃん、そりゃないだろ」という気持
ちです。
差をつけないことが、実は一番の差別なのです。
ちゃんと差をつけなければいけません。
これが「公平」というものです。

あなたは、お客さんに「平等」ではなく、「公平なサービス」をして
いますか?
おじいちゃんも、おばあちゃんも、子供も学生も皆んな同じサービ
スではい けない。
ファミリーもカップルも同じ対応じゃダメなのです。

例えば、その日が誕生日のお客さんに、あるいは結婚記念日の
お客さんに 皆と同じように「ご来店ありがとう」ではなく、「おめで
とう」といってあげるこ とが良い意味で差をつけることなのです。
この差は、誰もが納得する「公平なサービス」といえます。

サービスを「平等」にしてしまったら、もうそれはサービスとはいい
ません。
マニュアルという作業の領域を越えた時、そこに初めて「そのお客
さんだけ の演出」が存在するわけです。
だからお客さんは嬉しい。

サービスとは「差」をつけることなのです。

PS
「お客さんに対して平等であってはいけないの?」
そう感じる方もいらっしゃると思います。
たくさん買って下さったお客さんは、お店の外で最後まで見送るけ
れど、そ うでないお客さんは「ありがとうございました」の言葉だけ…
これでいいの かと。

もちろん、良いわけはありません。
これは、個人的感情を物差しにしたものであって、誰もが納得する
物差しと はいえないからです。
「皆同じ=平等」にすることが、公平なことだってあるわけです。

PSのPS
「公平」と「平等」
こういう2つの考え方があるのではありません。
「公平」とは「誰もが納得する物差しで差をつけること」です。
実は、その「公平」という考え方の中に「皆同じ=平等」という差の
つけ方が あるわけです。
つまり「平等」とは「公平」という物差しの中の1つなのです。

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