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クォーターの法則

「終わりよければ全てよし」という言葉があります。
『物事は例え、過程にどのようなことがあろうと、締めくくりが良け
ればその評価は全てよしとなる』という 意味として使われます。
この言葉は決して間違いではありませんが、こと商売に関しては
必ずしも正しいとは言えません。
なぜか?

お客さんとの関係は、初めが悪ければそこで終わり。それ以上、
つきあってはくれないからです。
最後で帳尻を合せようにもそれではどうしようもありません。
お客さんの心をつかむことができるかどうかは、最初の1/4で決
まります。

今、色んなアーティストが発表する新曲。
それぞれが個性的な曲でありながら不思議と曲作りの上で共通
していることがあります。
どの曲もその曲の中で一番印象的な歌詞やメロディーを持ってお
り、その部分がよくテレビCMなどで採用されているのをご存知か
と思います。

例えば、携帯電話や飲料水、その他のCMのバックに流れている
あのサビの部分です。
原曲では、そのサビの部分は多くの場合、イントロの後、歌い始
めてから45秒前後に始まり、そこ から約20秒間という作りです。

ではなぜ、多くの曲作りがそうなのか。
お客さんがその新曲を知るきっかけとして、一つはラジオがありま
す。
車などで何気なくかかっているラジオ。ここで新曲を流してもらうこ
とはアーティストにとって絶好の 販売促進の場です。
但し、ラジオで流す時間は精々2分から2分半。
おおよそ、その2分間でお客さんが「買いたい!」と思うかどうかが
決まるわけです。

そのためには、その一番の“聴かせどころ”をその限られた時間の
中で、どれだけ多く聴かせ、イン パクトを与えることができるか。
そのことは、売れるかどうかの重要な問題です。

歌い始めてから45秒前後にそのフレーズ、メロディーが始まり、
そこから約20秒位が“聴かせどころ”
となると時間としては約1分。
ラジオで流す時間が2分とすれば2回、印象づけることができるの
です。
ヒットを狙うためにそういう計算をしているわけです。

おおよそ一曲は4分強。
お客さんは4分間全て聴いてから買うかどうかを決めるのではあ
りません。
最初の1分が勝負なのです。
『クォーター(1/4)の法則』です。

この法則は音楽だけではありません。
2時間ものの映画であれば、最初の30分。これでその映画の
印象が決まります。
そこで面白くなければ確実にお客さんは映画館でコックリ、コッ
クリ…。
「最後はちょっと盛り上がったけど今一つだったね」ということに
なるのです。

皆さんは日頃この『クォーター(1/4)の法則』をどれだけ意識
しているでしょうか。
1時間の商談時間をお客さんに頂いても勝負は15分。
朝礼での3分スピーチであればほんの45秒。
「エー、実は今日、何を話そうか迷っていますが…」などという
前置きの時間などないのです。

皆さんが本を読む時もそうでしょう。
最初の1/4で興味が湧かないものは、もうその本はお蔵入り
です。
「1500円も払ったのだからもったいない。全部読むか」という
ことにはなりません。

『クォーターの法則』、これでお客さんの心は決まります。

★オフィシャルサイト 

顧客感動クリエーター 石黒謙一の元気塾!

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