« あなただけはWin-Winを目指すのはやめよう | トップページ | 顧客感動は顧客満足の延長線上には存在しない »

「ノウ○○」がわかると、仕事の質が劇的に変わる

よく、
「石黒さん、うちの社員は言われたことしかやらないんです。
やる気がないんです。どうしたらいいでしょうか?」

という相談を受けることがあります

よく話を聞くと、
確かに、社員が未熟だという問題はある

ただ、それよりもっと問題なのは、
言われたことしかやれない社員にしてしまっている
上司の指導の仕方なのです

ものごとの「やり方」のことを
「ノウハウ(know-how)」といいますね

「うちの社員は。。。」といっている上司に共通しているのは、

部下に「ノウハウ(know-how)」は教えても、
「ノウホワイ(know-why)」を教えない

中には、教える方も
「ノウホワイ(know-why)」が全然わかっていない

商売で大切なのは、「やり方」ではなく、「なぜ?」です

では、ここで問題です

「レディーファースト」ということを新入社員にどう教えますか?

女性を優先するという欧米のマナーだよ
だから、お客さんが来たら、ご案内するときもそうだけど、
何かをやるときは必ず優先するようにするんだぞ

こんなふうに教えていたとしたら
そこの社員は、いつまでたっても仕事を覚えることはない

例えば、
女性とエスカレーターに乗ったとします

誰もが知っている「女性優先」ということだけを教えていると
登りも、下りも、前が女性という発想になってしまいます

優先することが、「レディーファースト」なのではない
女性を大切に思う気持ちの表れが
「レディーファースト」なのです

「女性を大切にするため」
という「なぜ」を教えると行動が変わる

登りは彼女が前に、下りは自分が前に。。。と思う
もし、彼女がエスカレーターで、つまづいてころんだとしても、
自分さえ彼女の下にいれば、
彼女が大きなケガせずにすむかな。。という発想になる

これはレディーファーストだけの話ではありません
なぜ、掃除をするのか
なぜ、今、こういうやり方をしないといけないのか
なぜ、ここにモノを置いているのか。。。

商売に大切なのは
「ノウハウ」ではない、「ノウホワイ」

ここがわかると仕事の質は、劇的に変わるのです

■ところで。。。
レディーファーストの起源は、中世ヨーロッパだそうです
ただ、もともとの意味は全く反対

物陰から出てきた敵に突然ブスッとやられる
食事に毒をしこまれる

そんな暗殺を恐れ、騎士たちが保身のために、
まず先に同伴の女性を建物の中に入れて様子を見たり、
先に毒味をさせる

これが、レディーファーストだったそうですよ。
恐いですね。。。

|

« あなただけはWin-Winを目指すのはやめよう | トップページ | 顧客感動は顧客満足の延長線上には存在しない »